THE 昭和遺産。。。。(ピース天火)

 今日の夕方、お客様が珍しいモノを持ち込んでくれた。

見れば、それは使い古されたオーブンでありました。

オーブンと言っても、電子レンジとかオーブントースターと言ったモノではありません。

 純粋なる「ガスオーブン」です。 それも昭和の時代に光り輝いた一台であります。


e0065906_2103477.jpg

 これには熱源はありません。使い方は、ガスコンロの上に乗せて使用するのです。
天火とは言うけれど、下からの加熱となるのです。

 そしてこれは、お客様のお母様が永年愛用したガスオーブンだそうです。

 お母様が若かった頃、お菓子教室に通い、そこで習ったお菓子作りを自宅で行うために
購入した念願のガスオーブンだったのでした。

 そのお母様も昨年お亡くなり、思い出の品となったんです。
ただ長年の使用に草臥れたのか、使用中にドアがパタンと開いてしまい、紐で括って使っていたそうです。

e0065906_2164076.jpg


 そこで何とかこのオーブンを復活できないかと言う事で、お客様が持って来たのでした。
当初、「簡単にフックでも付けて、ドアの固定が出来ればイイです。」とおっしゃってましたが、
やはり、この姿を大切にしたくなり、まずは分解となりました。。。。

 狙い目は、ドアの中に組み込まれたスプリングです。
おそらく、そのスプリングが切れているか、外れているかと考えたからなのです。
 この手のドアはスプリングのチカラで開閉が楽に行えるようになっています。

e0065906_21152023.jpg

 ドアを分解すると、やっぱりそこにはスプリングが外れておりました。
コイルの先端が固定されてないとバネとして機能はありません。

e0065906_21175284.jpg

 そこでドアのシャフトに3ミリのネジを切り、スプリング・エンドを固定します。
固定した画像は撮り忘れました。。。。(^^ゞ

 汚れていたフロントガラスを磨きあげ、そして組み立てです。

 ココまでの作業が1時間でした。


e0065906_21202729.jpg

 ガラスがキラリと輝いて生まれ変わったようですね。

e0065906_21302921.jpg

 温度計は300度まで刻まれていたり。。。。

e0065906_21252667.jpg

 本体の塗装は高温で焼け焦げてますが、まだまだ使えると思います。

 お客様曰く「このオーブンでシフォンケーキを焼くと、ほんとに美味く焼けるんです。」


 「ピース」という商品名のオーブン。 昭和を代表する逸品だと思います。

 ※こんなサイトを見つけました。。。。
http://blog.livedoor.jp/sachizo/archives/50863797.html
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=17668


e0065906_2132272.gif
人気ブログランキングへ
↑よろしかったらポチっとお願いしますね。。。。^^;
by woodstove | 2010-05-06 21:32 | 面白いモノ | Trackback | Comments(12)
トラックバックURL : http://woodstove.exblog.jp/tb/12597737
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by kaede-natural at 2010-05-07 00:02
古い物を大切にされているんですね~。
こんなふうな使い方をするオーブンは初めてみましたよ。
私の実家では昔はオーブンなんてなくてお釜のような変わった鍋で
母親が作ったカステラがとってもおいしかった記憶がありますよ。
昔の母親の味っていうのはやっぱり忘れられないものなんですよね~。
Commented by woodstove at 2010-05-07 12:41
kaede-naturalさん こん**は~。。。
 このようなモノを知っている世代は、昭和生まれの昭和育ちで
しょうねえ。。。。。
 kaede-naturalさんがおっしゃる鍋って、今で言うダッジ・オーブン
のようなモノではないでしょうか? たしかウチにもあったように記憶
しております。 
  たしかに味の記憶って年齢を重ねても忘れないものですよね。^^;
Commented by n_home at 2010-05-07 17:55 x
ピースオーブン、知らなかったです。
ルビーオーブンというのもあるそうですね。

物を大事にされるお客様の心も素晴らしいですが、
その気持ちを汲んで、より良い状態にされるお仕事も
素敵だなぁと思いました。
Commented by woodstove at 2010-05-08 06:33
n_homeさん こん**は~。。。
 このタイプのオーブンの存在は知っておりました。
それが今になって、再燃している事には驚きです。
電子レンジの登場で姿を消したそうです。
 実はオーブンには興味があり、その構造も知りたくて
修理したのです。当時の設計思想なんぞも垣間見られるのも
楽しいです。 一番の驚きは、軽いんです。普段コンロに乗せたり
下ろしたりと言った作業を考えた重さになっております。
Commented by peace at 2010-05-10 00:24 x
初めまして。
ピース天火で検索して、訪問させて頂きました。
私もピース天火を愛用しております。

ドアの部分の構造ってこうなっていたのですね。
我が家のピース天火も、ドアの部分が少々シブイです。
分解出来るのなら、油でも注してみようかしら?

未だに、ピース天火を愛用している方が居てくれる事
とても嬉しく思います。
そして、直して下さる方がいるのも心強いですね。

ちなみに、ピース天火はアスベスト問題があるようなのですが
この型(ちなみに851型)は使っているのでしょうか?
分解されたようなので、教えて頂けますか?
Commented by woodstove at 2010-05-10 16:46
peace さま こちらこそはじめまして。(^^ゞ
 愛用者でしたか。
ボクは修理の依頼を受けて初めてその存在を知りました。
 そしてあの軽さには驚きましたよ。
ドアの不具合でしたら分解をお勧めします。
ドアの取っ手の裏にあるビス2本とドアの下側にあるビス2本を
外せば、ドアの分解が出来ます。
 注意点としては、ガラスを落とさないようにしてください。
ゆっくり慎重に行えば良いのです。
 スプリングが固定されていれば問題無いです。
外れていたらM3のビスで固定できるように、ドリルφ2.5ミリで
穴を開けてタップでネジを切ります。
 これでスプリングの固定は出来ます。

 アスベストの使用ですが、ボクが内部を覗いたところ
見当たりませんでした。使うべき場所も無いように思います。
 それではまた何かありましたらご連絡ください。^^;
Commented by peace at 2010-05-11 23:38 x
お返事有難うございました。
ブログの方へも訪問頂き有難うございます。

修理された天火は、851型でなく701型のようですね。
訂正致します。

再びアスベスト使用についてですが、
「使うべき場所」とはどの部分になりますか?
底を見ただけでは判らないものなのでしょうかね。
なにぶん素人ですので、分解しました~元に戻りませ~ん
って事になるのが怖いので…
それに、全国のピース天火愛用者の方々に、
安心して使ってもらう為にも、真実を知っておかなければ!

余談ですが、我が家にも薪ストーブがあるのですが
天火って薪ストーブの上に乗せても使えると思いますか?
以前オークションで、薪ストーブ用ピース天火なる物があったので
気になっていました。
ピース天火に薪ストーブ用なんて存在しないはず…なんですけどね。
底の丸い穴が開いているのを加工するとか?
使えるとしても、温度調節が大変ですよね、たぶん…

ピース天火見つかったら教えて下さいね。
ご報告楽しみにしております。
Commented by woodstove at 2010-05-12 06:53
PEACEさん コメントありがとうございます。
 アスベストを使用するとしたら、熱を断熱したい部分でしょう。
今回、分解したところ保温と断熱はされてませんでした。
もし、ボクが改造するならば保温を考えます。左右と背後の壁を
保温剤で包んでやりたいです。そうすればかなりの省エネになるんです。
 しかし問題があります。その大きさが50ミリづつ大きくなってしまうのです。。。
 ピース天火は場所をとらないコンパクトなデザインが売りですもんね。

 で、薪ストーブで使うにはですが、天板が高温であれば使用が
可能だと思います。 ボクのストーブの天板は300度~400度に
なります。ちょっと温度が高めなら、金属製の鍋敷き(トリベット)か
五徳を使えば良いと思います。 補足させていただきますが、ボクの
作る縦型のストーブ(http://woodstove.exblog.jp/12455263/)
は、ピース天火と似た構造になっております。 ただし熱源は薪ですが。。。。(^^ゞ
Commented by hagimama at 2013-09-14 23:22 x
懐かしい、ピース天火。12歳の誕生日にかってもらった天火はピースではなく、クリーム色のものでした。温度計もなく、手を入れて温度を測りました。そのご結婚したあたりに買ったのがこのピース天火でした。温度計がついていて、とても使いよく、20年近くつかいました。外側がやはり焼けて塗装がきたなくなったり、底がさびたりしましたが大切につかっていました。まだ現役でお使いの方もいるのですね。すごい。
Commented by woodstove at 2013-09-17 20:46
hagimamaさん コメントをありがとうございます。 思い出たっぷりな天火ですね。道具として愛されるコトは大切ですね。僕もモノ作りの端くれですが、頑張りますね。。。。(^^)
Commented by みゅう at 2015-12-16 13:40 x
初めまして!
最近ルビー天火をやっと手に入れ喜んでおりましたが、アスベストについては完全無知でした。
最近孫との釣りが楽しみで、天火オーブンも持って行きピザでも焼いてやれば孫も喜ぶだろうと思っての購入でした。
まさかアスベスト問題にぶち当たろうとは・・・

商品到着後天火内を見たのですが、側面になにやら白い粉?ボードのような物が見えます。もしかしてこれがアスベスト?


厚かましいお願いなのですが、分解してご確認をお願いできませんでしょうか?
(勿論ビジネスとしてのお願いです。)

勝手を申してすみません。どうぞ宜しくお願いいたします。
Commented by woodstove at 2015-12-21 21:20
みゅうさん コメントをありがとうございます。
その天火の製造時代がわかれば、判断できますが、目で見て
どうかは判断しかねます。製造年月日などわかりませんでしょうか?
宜しくお願いいたします。(^_^)


薪ストーブの制作や鉄の仕事やらの出来事日記です。


by 三河屋しょうすけ

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

最新のコメント

岡野さん 画像を送ってく..
by woodstove at 07:03
茨城に住んでおります。写..
by 岡野 幸枝 at 21:28
岡野さん 一度拝見できま..
by woodstove at 06:53
こんにちは。 IHクッ..
by 岡野 幸枝 at 20:11
渡辺さん 嬉しいコメント..
by woodstove at 06:37
BBpinevalle..
by woodstove at 08:08
こんにちは。 それは良..
by BBpinevalley at 07:05
BBpinevalle..
by woodstove at 20:48
お久しぶりです。 フィ..
by BBpinevalley at 18:38
みゅうさん コメントを..
by woodstove at 21:20

最新の記事

うれしいお便り
at 2017-04-21 06:59
冷たい雨の日曜日。。。
at 2017-02-05 13:38
手前味噌を作る週末。。。
at 2017-01-14 18:03
ロケットストーブのモデルチェ..
at 2017-01-11 06:59
小学校で防災訓練
at 2016-10-21 19:01

ライフログ


別冊うかたま 農家に教わる暮らし術-買わない捨てない自分でつくる- 2011年 04月号 [雑誌]


東海仕事人列伝 (ぴあMOOK中部)

三河屋しょうすけのHP

http://www.katch.ne.jp/~showsuke/

金沢
旅行口コミ情報

カテゴリ

全体
はじめまして
薪ストーブ制作
ロケットストーブ
ボタニカル・ライフ
美味しいモノ
モノ作り

面白いモノ
日常的ひとりごと
日々の出来事
家庭菜園
ちょいとお出かけ
犬やネコのことなど

以前の記事

2017年 04月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 10月
2016年 09月
more...

フォロー中のブログ

今夜もeat it
gyuのバルセロナ便り ...
やっとかめ どっとこむ
フランス存在日記
さつえいだ!チャーリー!
スタジオ紡
ガタガタゴー!
Yan's diary
かたん工作日記
鉄人の鉄人は鍛鉄の鉄人・...
ヒトは猫のペットである
京都アートカウンシル
山瀬山小屋2号奮闘記!と...
オリーブとブドウ畑のあいだで
ぬるぅい畑生活
シチリア時間Blog
フィレンツェ田舎生活便り2
ヒダリテニカナヅチ
のんびりていねいに 
お菓子の森のこびとたち
石のコトバ
屋上であいましょう
エゾリスと森の仲間たち
[11+11] + (o...
ほっこリ日記
本日も晴天なり ちょっと...
PADDLER's LO...
イギリス ウェールズの自...
北イタリア自然派生活
鉄学の日々
カッラーラ日記 大理石の...
オルガニスト愛のイタリア...
オアシスの庭/ボヤントメ...
これでいいのだ?
おつまみノート
あわじしまっこ、フィレン...
ボンジュール トモコのア...
My Sweet Diary
シチリア時間BLOG 2
London Scene
カザルパロッコのネコ(C...
山の中のイタリア料理店 ...
The Moment O...
ビーズ・フェルト刺繍Pi...
キュートなアート
すなおに生きる
SUOMI
金属造形工房のお仕事
アメリカからニュージーランドへ

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

検索

タグ

(214)
(204)
(202)
(126)
(104)
(81)
(18)
(15)
(12)
(12)
(11)
(11)
(10)
(10)
(8)
(8)
(6)
(5)
(4)
(3)

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

ハンドメイド
家庭菜園

画像一覧